yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

久々のミスタードーナツとベルギーの思い出

ヴィタメールとの共同開発ショコラドーナツ

 

久々にミスタードーナツを買った。以前は家の近くにミスドの店舗があったので、お店の前を通りかかる時に買うことが多かった。ところが、そのお店がなくなってしまい、私にとっては甘~い誘惑が遠のいた。これを丁度いい機会に、これ以上余分な糖分を摂ることを避けなければと自分に言い聞かせ、他所でミスドを見かけても買わないようにしていた(笑)。

 

でも今回、列に並んでまでも買ってしまった理由は、「ヴィタメール」との共同開発したドーナツを知ったからだ。『misdo meets WITTAMER ヴィタメールコレクション』と題して4種類のドーナツ🍩が売り出されている。

毎年何らかの企画をやっているようだが、今回初めて意識して買ってみた。

 

そのドーナツは、このようなヴィタメールのロゴ入りの紙トレーに入っている。

 

4種類のドーナツ↓

左から順に「ショコラサンバ」「ショコラキャラメル」「ショコラノワゼット」「ショコラミルティーユ」。

 

それぞれをちょっとずつ試食してみたが、どれもケーキ感覚で食べられる。生地は確かにドーナツだが、どれも間にそれぞれのショコラに合うクリームが挟まれているので、ケーキを食べているように味わうことが出来る。

 

「ヴィタメール(WITTAMER)」といえば、ベルギー王室御用達のショコラティエ。現在ベルギーには8つの王室御用達ショコラティエがあり、そのうちの一つだ。

ベルギーチョコレートは世界的に有名で、ベルギーのロイヤルファミリーもチョコレートが大好きだそうだ。ショコラティエだけでも8つの王室御用達ブランドがあるのも頷ける。

 

ベルギーチョコレートの特徴は、ベルギーで生み出された美味しいフィリングをチョコレートの中に包み込んだ一口サイズの「プラリーヌ」だそうだ。今では、どこのブランドでも作られている。

 

さて、私にはヴィタメールの美味しい思い出がある。それはベルギーとオランダへ旅行した時、ベルギーの首都ブリュッセルでヴィタメールのカフェへ行ったこと。

ブリュッセルで有名な大広場「グラン・プラス」でフリータイムだったので、数あるチョコレート屋さんを巡ったり、美味しいワッフル屋さんを巡ったり、近隣の名所へ行ったりと皆忙しかった。

私と友達も先ずチョコレート屋さんに足を運んだ。日本で圧倒的知名度を誇るゴディバGODIVA)でお土産用に幾つか購入。

 

※残念ながらベルギー・オランダ旅行(2012年)の写真が残っていないので、写真は写真素材サイトからダウンロードしました。

 

ブリュッセルの中心部にある「グラン・プラス」は、様々なギルドハウスなど壮麗な建物で四方囲まれている。世界で最も美しい広場の一つと言われ、ユネスコ世界遺産に登録されている。

また、2年に一度偶数年の8月、色とりどりの花々が敷き詰められる「フラワーカーペット」↓が開催される。

因みに、ゴディバGODIVA)はこの広場に面しているので分かりやすい。

その後、有名な「小便小僧」や「ジャンネケ・ピス」を見に行ったり、「ギャルリー・サン・チュベール」というショッピングアーケードへも行ったりした。

 

ところが、私と友達は早々に「グラン・プラス」周辺を切り上げ、グラン・サブロン広場にあるヴィタメールのカフェへと向かった。

友達が、ベルギー人の一番好きなチョコレート屋さん(私の記憶ではそのような内容だったと思う。間違っていたら、ごめんなさい🙇)という情報を教えてくれたからだ。

「じゃ、そのお店に行こう!」と即決定。

 

2階にあるカフェに落ち着いて、ケーキとお茶を注文した。午後の陽射しが差し込む店内は、それほど広くないという印象。その時は年配の女性がのんびりティータイムを楽しんでいるくらいで、お客さんは少なかった。そんな雰囲気が、却って落ち着くことができて良かったのかもしれない。

ティーカップの傍らに、2・3個ほどのお店のチョコレートが添えられていた。私達はホテルに持ち帰って食べたが、やっぱり期待を裏切らない美味しさだった。「う~ん、さすが!」と声を上げるほど。透明の袋に入っていたので、私は残りをそのまま日本に持ち帰った。

 

ヴィタメールは、チョコレートだけでなくケーキ・焼き菓子も作っている人気の洋菓子店。

バニラアイスに熱々のチョコレートを掛けて食べる『白い貴婦人(Dame Blanche)』というベルギーの定番スウィーツがあり、特にこのお店の評判は高いそうだ。ある時、王様本人が直々にこのお店にやって来て食べたとのことだ。(NHK BS TV番組より)

 

このヴィタメールの美味しい思い出が、心に誓った掟を破り、今回のミスドのドーナツを買ってしまうことになったのだ。

因みに、ヴィタメールの店舗があるグラン・サブロン広場には、王室御用達の「ピエール・マルコリーニ」のお店もあり、帰りに覗いてみたが、とってもモダンで高級感溢れるチョコレートが並んでいた記憶がある。お値段もそれなりに・・。

 

私は、この他に「オランジェット」と呼ばれるオレンジピールの砂糖漬けをチョコレートでコーティングしたお菓子も買った。「グラン・プラス」周辺にあるお店で買ったが、どこのブランドだったか忘れてしまった。個人的には、これも気に入ったチョコレートだった。オレンジの酸味とチョコレートの甘さのバランスが絶妙で、とっても美味しかった。

 

ベルギーには、チョコレートの他にも甘~い誘惑がある。それはベルギーワッフル。街にはチョコレート屋さんと並んで多いのがワッフル屋さん。

甘さを抑えてサクサクと軽く焼き上げたブリュッセルワッフル(上)、小さくて粒々砂糖が入ったリエージュワッフル(下)の二種類がある。私は、リエージュワッフルを食べた記憶がある。焼き立てのワッフルはとっても美味しかった!

 

ワッフル屋さんのウィンドー越しに、こんな光景もよく目にする。

 

美食の国と言われるベルギーには、スウィーツ以外にも美味しいものがいっぱい。例えば、ビール、美味しさに感動したムール貝など。これら以外にも沢山の美味しいもので溢れている。ヨーロッパを旅すると、メイン料理に添えられているポテトがとっても美味しいと感じる。そのポテトもベルギーは有名らしい。

 

さて、食べ物ばかりになってしまったが、私がベルギーで一番気に入った都市、それは「ブルージュ」という町。運河が街の縦横に流れていて、”水の都”とも言われる。中世の面影が残る静かで落ち着いた街という印象だった。

 

クルーズしながら運河から見る景色も素晴らしいが、何ら変哲もない路地を歩いていても何か素敵な発見がある、そんな街だった。

 

そのブルージュに「ペギン会修道院」がある。私達が行ったのが3月、手前の林の中に水仙の花が一面に咲いていた。シーンと静まりかえったその光景はとっても美しく、今でも目に焼きついている。

私達が見た時は、この写真よりもっと綺麗だったように思う。

 

このベルギー・オランダ旅行は、たくさんの有名な絵画も実際に目にすることができ、内容が充実した旅だった。それなのに写真が一枚も残っていないという・・😢。

 

いずれにしても、美味しいものとの出会いは旅を一層感動的で幸せにしてくれることは間違いない。