yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

美しい自然と街並みに癒される旅 ドイツ・オーストリア①

自由に海外旅行へ行けなくなって、3年目に突入しようとしています。その間に私のパスポートは期限が切れてしまい、スーツケースは埃が積もっています。

 

最近、TVでドイツのローテンブルクについて何回か見る機会がありました。それで、今回はドイツ・オーストリア(2013年3月)の旅行記です。

相変わらずお粗末な写真ばかりですが、早く旅行できることを只管祈りながら書きます。

 

ライン川クルーズとケルン大聖堂

 

この旅の到着地はフランクフルト。宿泊したホテルもフランクフルト空港のすぐ脇。

ホテルにチェックイン後、フランクフルトの町へ繰りだす人達もいたが、私と友達は長時間のフライトに疲れてしまってパス。

フランクフルトは文豪ゲーテの出生地であり、ゲーテの生家(ゲーテハウス)もあるので行ってみたいのはやまやまだったけど、何だか身体が動かなかった記憶がある。

 

その代わり翌朝、ホテル周辺へ早朝散歩に出た。周囲はこんな雪景色。

道路を隔てて直ぐにエアポート。飛行機の尾翼が見える。

雪の上に動物の足跡がたくさん残っていた。これらは動画からとった写真。

とっても寒くて「たぶん零下です!」と喋っていた。

 

 

さて、この日はライン川クルーズ。その起点となるライン川沿いの町「リューデスハイム」へ。

″ラインの真珠”とも呼ばれる小さくて可愛らしい町「リューデスハイム」に到着し、有名な「つぐみ横丁」という小路へ。

ライン川沿いの通りにバスを止め、私達はその横丁へ入って行くところ。バスの横に写っているのは運転手さん。

リューデスハイムはドイツ有数の白ワインの産地。街にはワイン酒場やワインショップ、お土産物屋さんがいっぱい。

この通りの名前の由来でもあるツグミ(鳥)、その鶫(つぐみ)やブドウが描かれているものをよく見かける。石畳にもブドウとツグミが描かれていた。

土産物屋さんのショーウィンドー。

つぐみ横丁を代表する老舗ワインレストラン「ドロッセルホーフ」。屋根の上にツグミの飾りが・・。

「リューデスハイマー・シュロス」、高級ホテル&レストラン。

 

さて、私達はつぐみ横丁を抜けて、突き当りの通り沿いにある「フェルゼンケラー」でワインをいただいた。

アルコールに弱く疎い私には、残念ながらその美味しさが分からなかった。きっと美味しかったのでしょう。

それより、ここで働いていた日本人の男性が「ドイツは人種差別がなく住みやすいです。」と言っていたのが、よく印象に残っている。

 

どれも素敵な看板。

 

シーズンオフのせいか、私達以外の観光客がほとんどいなくて静かな通りだった。でも、「つぐみ横丁」は″世界一陽気な小路”とも言われ、ワイン酒場で地元客・観光客を問わずともに歌い踊り、とても賑やかだそうだ。

この時期でも夜になれば、そんな雰囲気が味わえるのだろうか?

 

さて、ライン川沿いの通りに戻ってきた。

 

いよいよ乗船しライン川クルーズへ出発。私達の乗船区間は「リューデスハイム」から「ザンクト・ゴアルスハウゼン」まで。

 

ドイツの“父なる川”と呼ばれるライン川は、スイス・アルプスに源を発し、中部ヨーロッパを北上しオランダから北海へ注ぐ。その半分以上はドイツを流れ、岸辺には古城とブドウ畑がつくり出すロマンティックな景観を見ることが出来る。そのライン川渓谷中流上部は世界遺産に登録されている。

 

最初に見えてくるのは「ねずみの塔」。(以下2枚の写真は写真素材サイトより)

昔のマインツ大司教が通行税を課していた税関所。その大司教がねずみに食い殺されたという伝説の地だそうだ。

 

その対岸の急斜面にある「エーレンフェルス城」。17世紀から廃墟になっている。

 

「ラインシュタイン城」、ライン川で最も美しいとされている古城。

 

「聖クレメンス礼拝堂」

 

ライヒェンシュタイン城」、かつては盗賊の巣窟として使われたこともある。現在はホテル&レストラン。

この城の下方のライン川沿いにあるオートキャンプ場。ずらりと並んだキャンピングカー。写真には収まりきれない凄い数でビックリ! しかも、この季節に・・。

 

「ゾーネック城」、創建は11世紀に遡るそうだ。

 

「ハイムブルク城」、現在は個人が所有しているそう。

 

「フュルステンブルク城」

 

「シュターレック城」、現在はユースホステル古城ホテルに泊まる余裕のない学生達に人気だそうだ。

その城の麓の「バッハラッハ」の町を列車が走っていくところ。ライン川は、その両岸に鉄道が通っている。

 

「プファルツ城」、通行税を徴収するため14世紀に建てられた。ライン川の中州にあり、川に船が浮かんでいるように見える美しい城。

 

「グーデンフェルス城」、古城ホテルとしても使われたそう。

 

「シェーンブルク城」、今はライン川随一の高級ホテル。

シェーンブルク城の麓の「オーバーヴェーゼル」の街並み。

 

右岸に突き出した岩壁(高さ132m)が見えてくる。「ローレライの岩」、“妖精の岩”という意味があるそうだ。

船内には懐かしい『ローレライ♪』の曲が流れる。この辺りから急に川幅が狭くなり、急カーブになる。水深も浅いそうだ。

この岩から水の精ローレライが美しい歌声で船乗りを惑わし、船を転覆させるという伝説の舞台となった場所。

 

ローレライを過ぎると、私達のクルーズがそろそろ終わりに近づく。

段々畑が凄い!

 

下船の準備を始めていて見逃した「ネコ城(ブルク・カッツ)」。日本人の個人所有の城で、日本のTV番組でも紹介されたそうだ。

(Pixabayより)

 

「ザンクト・ゴアルスハウゼン」で下船。

 

その対岸に見える「ラインフェルス城」。ライン川で最大の城。古城ホテルになっており、その隣にある破壊された城跡は見学ができる。

 

 

ランチタイムの後、大聖堂が聳える「ケルン」へ移動。

 

ライン川沿いにある「ケルン」は、古くから通商都市として栄えた町。ライン川の岸辺近くに聳え立つ「ケルン大聖堂」は、ゴシック様式のカテドラルとして世界最大級の大きさを誇る。世界遺産に登録されている。

 

下から見上げると首が痛くなるくらい高く、その大迫力に圧倒される。塔の高さは、157mあるそうだ。

 

大聖堂の内部に入る。見事な身廊。

ステンドグラスがとっても美しい。

バイエルン窓」、バイエルン王ルートヴィヒⅠ世が奉納した5枚の連作。

その一つで、十字架から降ろされたキリストの遺体を聖母マリアが膝の上に載せて、我が子の死を悲しむ図。

「リヒターのステンドグラス」、最も新しいステンドグラス。

どれも美しいステンドグラス。

「東方三博士の聖遺物」、1164年ミラノからケルンにもたらされた。世界最大の黄金で飾られた豪華な聖棺。東方三博士の頭蓋骨が入っている。

 

童話『ケルンのこびと』に因んだ噴水。小人の像が見られる。

 

大聖堂の南塔の長い螺旋階段を上ると、展望台からの素晴らしい眺めを見ることができる。また、途中で大鐘を間近で見ることも出来るそうだ。

長い上り階段が苦手な私はパスした。

 

大聖堂の見学後ショッピングする時間があったので、ケルン発祥のオーデコロン専門店「4711」を覗いたり、お土産物屋さんを覗いたりした。

大聖堂からほど近い所に「ZWILLING J.A. HENCKELS」のお店があり、バーゲンセール中だったので包丁のシャープナーを購入。今でも台所で活躍している。

 

 

ケルンの後は「ハイデルベルク」へ。②で紹介します。