爽やかな八月のイギリス旅行⑤
ロンドン市内観光&ショートトリップ
ロンドン滞在後半、テムズ川周辺の観光スポットを貸し切りバスで巡る。以下、主に車窓からの景色。
「ロンドン橋」から「セント・ポール大聖堂」のドームを望む。
中央の近代的なビルは「30セント・メアリー・アクス(ガーキン)」↓。
建築家ノーマン・フォスターによる作品の一つ。シティ・オブ・ロンドンのセント・メアリー・アクス通り30番地に聳え立つ超高層ビル。ピクルスに使用する小さなキュウリを意味する「ガーキン」として広く知られている。
「HMSベルファスト号」、タワー・ブリッジとロンドン橋の中間に停泊している巡洋艦。帝国戦争博物館の別館となっている。
「タワー・ブリッジ」、1894年に完成したヴィクトリア調の跳ね橋。今では跳ね橋が上がるのは、日に2・3回だそうだ。
私のロンドンのイメージは、「ビッグ・ベン」とこの「タワー・ブリッジ」。ロンドンを象徴する観光スポットと言える。
時折雨がぱらつく中、バスは「タワー・ブリッジ」を渡って行った。
タワー・ブリッジを渡り終えると、「ロンドン塔」が見えてくる。
11世紀後半に建てられ、一時的に王宮としても使われたが、もっぱら牢獄・拷問・処刑の場として使われた。現在は博物館。
その後、旅の前半でも行ったウェストミンスターへ。
「国会議事堂」と「ビッグ・ベン」(写真:Pixabay)
「BAロンドン・アイ」
「ウェストミンスター寺院」、国会議事堂に隣接する美しい白亜の教会。1066年のノルマン征服以来、歴代の王の戴冠式が執り行われた。また、ダイアナ妃の葬儀もここで行われた。
ウェストミンスター寺院は、ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)やマーガレット教会とともにユネスコの世界遺産に登録されている。
翌日は、地方へショートトリップ。
現地オプショナルツアーに参加し、ガイドの案内は英語とスペイン語だった記憶がある。
私達が参加したツアーバス↓。
先ず最初に向かったのは、温泉の町「バース」。
この街に入って来ると、どの建物も同じ色の石造りで出来ていて、落ち着いた品のある街並みという印象をもった。
街が全盛期であった18世紀の街並みが残されており、街全体がユネスコの世界遺産に登録されているそうだ。
「バース」は、紀元前よりこの地に温泉が湧き出ていたことから、ゲルマン語でお風呂を意味する「Bath」と呼ばれるようになった。
「ローマン・バス」、紀元前1世紀にローマ人が築いた古代ローマの公衆浴場。「ローマン・バス」自体は地上階より一段低くなっており、地上階の建物は19世紀に建てられたもの。保存状態がよいローマ遺跡と言われている。
「ローマン・バス」の内部の見学。
ローマ人に扮したスタッフ。記念撮影にも応じてくれる。まるで絵画を見ているよう。
「聖泉」↓
館内は博物館になっていて、様々な出土品や遺構などを見ることができる。
ローマン・バスの復元模型。
「神殿のペディメント」
女神「スリス・ミネルヴァ」の胸像(頭部)。
ローマ人たちは、温泉の治癒力を女神「スリス・ミネルヴァ」からの贈り物として崇め、源泉のそばに神に捧げる神殿を建立した。
サウナやマッサージルームが備わっていた場所。
その「ローマン・バス」から目と鼻の先にある「バース・アビー(バース寺院)」。
「バース・アビー」の西面ファサードには、天使が上る「天国への階段」が彫られている。
残念ながらこの教会内部を時間的に見ることが出来なかった。ステンドグラスや天井を埋め尽くす扇形のアーチの装飾が非常に美しいそうだ。
バースを後にして次に向かったのは、中世の雰囲気が漂う町「ソールズベリー」。
この町で一際目を引くのは、高い尖塔が聳え立つ「ソールズベリー大聖堂」だ。私達が訪れた時は一部修復中だった。
この大聖堂本体は、1220~1258年にかけて建造された。代表的な英国ゴシック様式の建物。1330年に完成した尖塔は、高さ123mでイギリスの聖堂で最も高い尖塔だそうだ。
チャプター・ハウスには「マグナ・カルタ」の現存する4つの写本の内、最良の状態のものが保管されている。また、ヨーロッパで最も古い機械時計も置かれている。これらはこの教会の最大のみどころ。
大聖堂の西正面ファサード。
大聖堂の全景。
大聖堂にあるカフェで昼食をとった。このカフェは屋根がガラス張りになっていて、尖塔を見上げることができる。
こんなジオラマもあった。
美しい「大聖堂の回廊」。
イギリス旅行で楽しみにしていた観光スポットの一つだ。
「ストーンヘンジ」は、円形に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡。紀元前3000年頃からいくつかの段階をかけて建造されたと言われている。
巨石は最大50トンにもなり、遠い所で250㎞も離れた場所から持ち込まれたという。一体、何のために?? 様々な説はあるそうだが、未だ結論は出ていないそうだ。今もなお謎に包まれたままの遺跡。
巨石の頂上部に突起した部分がある。これは横石の穴に嵌め込む突起物のようだ。
ストーンヘンジの周囲には、こんな風景が広がっている。
ショートトリップが終わり、ロンドンへ戻る。
翌日は主に買い物に出掛けた。その他、写真のみ残っているスポット。
「ケンジントン宮殿」↓
「自然史博物館」↓
この旅行中に買い物に行ったお店「LIBERTY」、「Cath Kidston」。
長い旅程を終えいよいよ翌日は帰国日。午後の空いた時間を利用し、ホテル近くの「ケンジントン公園」へ散歩に行った。
緑が多く清々しい公園の中を歩いていると、度々目の前を横切るのは可愛いリスたち。とてもすばしっこくて、撮れた写真はピンボケ。でも、可愛い!
犬の散歩をする女性、カッコイイ‼
12日間のイギリス旅行、長いようであっという間でした。グループ旅行ですが、大体は自由旅行。乗ってみたかった乗り物、泊まってみたかったお宿、こんな望みが全部叶った旅でもありました。ちょっとした失敗やトラブルも、それはそれで旅の貴重な体験となり、いい思い出となりました。
(終)