爽やかな八月のイギリス旅行④
ロンドン観光
ロンドン滞在前半では、名物の「衛兵交代式」を見るため「バッキンガム宮殿」へ出かけた。
なお、ロンドンでの地下鉄やバスの利用には、オイスターカードを使った。
2階建てバス(ダブルデッカー)から降りたところ。
最初に目に入ってきたのは「ウェリントン・アーチ」↓、ワーテルローの戦いを勝利に導いたウェリトン卿を讃える凱旋門。
「バッキンガム宮殿」
「バッキンガム宮殿」は、エリザベス女王の住居であり執務を行う場所である。元はバッキンガム公の私邸だった建物。その後、王室所有となり大がかりな全面改装を経て、1837年にヴィクトリア女王が移り住んでから現在までイギリス王室の公式宮殿となっている。
宮殿前に立つ「ヴィクトリア女王記念碑」、ヴィクトリア女王の偉業を称えるもので、イギリスの黄金時代を支えた女王を象った金色の記念碑。
宮殿の周りには、既に多くの観光客が詰めかけていた。
真っ赤な制服とベアスキンの黒い帽子を被った衛兵の姿が・・。交代式は宮殿の塀の中で行われる。
とにかく見物客が多くて、私はまともに写真を撮れなかった。以後、同じ仲間から頂いた写真も加えて掲載。
マーチングバンドがヴィクトリア女王記念碑の前を行進する。
まるで衛兵のお人形さんが立っているみたい。
交代式が終わり、観光客が減ってきた宮殿前。
この後、宮殿に隣接する「セント・ジェイムス・パーク」の中を通り抜けて「国会議事堂」方面へ向けて歩いて行く。
公園の中にある池の畔、マガモとリスのツーショット。
公園を抜けると、キング・チャールズ・ストリートの西端に立つブロンズ像が目に入ってくる。
向かって右側に地下への入口があり、地下には「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」がある。日本人には馴染みの薄い博物館だが、イギリス人やヨーロッパ人には人気の博物館だそうだ。
パトカーが止まっている黒いフェンスの先は「ダウニング街10番地」がある。首相が居住する官邸があるところ。フェンスの向こう側に警察官が二人立っている。
かっこいい警察官とお仲間二人が記念撮影。
アレ⁉、銃を持ってる 。 それにしても、こんな風に応じてくれるなんて凄い!
「ホース・ガーズ」、近衛騎兵隊の司令部。建物の前に騎馬像が見える。
この辺りは官庁街。TV中継だろうか? ちょうどこんな場面に出会った。
別のTVクルーも中継中。
「ロンドン・ダック・ツアーズ」(水陸両用の車両で観光スポットを巡る)が通りかかった。停車中かな?
「国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)」が見えてきた。
「ビッグベン」
この日の午後、ロンドン西部の閑静な高級住宅地「ノッティングヒル」へも出掛けた。
こうして見ると、ロンドンの地下鉄を通称「チューブ(Tube)」と呼ぶのがよく分かる。
「ノッティングヒル」と言えば、映画『ノッティングヒルの恋人』(ロマンティックコメディ映画)でとっても有名な場所。この映画は特に女性好みの映画だろう。私は、映画の背景に流れる挿入曲も大好きで何度も観ている。せっかくロンドンに来たので、やっぱり現地へ行ってみたい。
ノッティングヒルの「ポートベロー通り」には、日曜日を除いてほぼ毎日ストリートマーケットが開かれる。この日は土曜日なので骨董市が開かれる日。特に土曜日は凄く混雑するそうだ。でも、私達が行った時間帯は、幸か不幸か片づけがほぼ終わり、通りもすっきりしていた。
素敵な佇まい。
建物の色合いが綺麗! ノッティングヒルには、このようなパステルカラーの建物がたくさん並んでいる。
あっ、いよいよかな・・。
ここが映画の中で、主人公ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)が経営する本屋「トラベルブックカンパニー」として使われた場所。マーケットが開かれている時間帯であれば、こんな風に写真が撮れなかったので良かった。
さて、この本屋さんのモデルとなった店「The Travel Bookshop」もある。この時も旅行専門書店として営業していた。
ノッティングヒルは高級住宅地と言われているが、ポートベロー通りだけを見ていると、そのように感じられない。少し逸れた通りを行けば、この映画にも登場する「プライベートガーデン」を取り囲むような素敵な佇まいが続く通りもある。
現在、ここノッティングヒルはカリブ系など中南米からの移民が多く、様々な文化が取り入れられ少しずつ街の雰囲気も変化しているそうだ。そんな民族色あふれる「ノッティングヒル・カーニバル」も毎年開催されている。
ノッティングヒルのパブへ皆で入った。ここで「フィッシュ&チップス」を食べたことを覚えている。
ロンドン滞在後半は、⑤で紹介します。