美しい自然と街並みに癒される旅 ドイツ・オーストリア④
美しい湖畔の町 ハルシュタット
その途中の景色かな? たぶん途中立ち寄ったSAから撮った写真ではないかと・・。
さて、オーストリアは3回目。この旅で最初に訪れるザルツブルクは2回目。
(※以前の旅行記と重複する部分があります。)
ザルツブルクの新市街にある「ミラベル宮殿と庭園」。
ミラベル宮殿は、大司教が愛人のために建てた宮殿だそうだ。その後改修され、また火事により焼失後復元されたそうだ。現在は市庁舎として使われている。
ザルツブルクは、旧市街と歴史的建造物がユネスコの世界遺産に登録されている。
この時季の庭園は、ちょっと寂しい。庭園から見た「ホーエンザルツブルク城」。
夏のシーズンに訪れると、こんな感じ。(写真の撮り方が下手ですが)
前方の建物が「ミラベル宮殿」↓。
庭園から見た「ホーエンザルツブルク城」。
夏の庭園と「ホーエンザルツブルク城」。
あれっ?? 庭園内に全身金色の二人・・。
二人はパフォーマー、記念撮影にも応じてくれる。お友達とパチリ! もちろんチップも払ったよ。
ミラベル宮殿と庭園は、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地になったことで有名だ。この扉の前の階段でも撮影された。
マリアとトラップ家の子供達が『ドレミの歌♪』を歌うシーン。子供達が歌に合わせて階段を上り下りするシーンが目に浮かぶ。
映画では扉の外側から中の宮殿前の庭をバックに映されている。
扉の外側から見ると、こんな感じ。
ミラベル宮殿前の庭園と「ペガサスの噴水」↑。噴水の真ん中にペガサス像があり、その円形の縁の上でも子供達が歩きながら『ドレミの歌♪』を歌っているシーンがある。
ザルツブルクやその近郊には、この他にもたくさんの映画の撮影スポットがある。ロケ地巡りをするのも楽しそう!
庭園内には、このような彫像も随所に見られる。
ミラベル宮殿と庭園のほど近くにある「モーツァルトの家」。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1773年~1787年まで暮らした家。
ザルツアッハ川と対岸の旧市街を臨む。
「ホテル・ザッハ―・ザルツブルク」↓
旧市街へやって来た。
「ゲトライデ通り」、旧市街で最も賑わうメインストリート。この通りの名物、鉄細工の看板。
「モーツァルトの生家」↓ モーツァルトは1756年1月27日に、この建物で誕生した。今は博物館として公開されている。今回その博物館の見学もした。
ザルツブルクの観光後、すぐに次の観光スポットである世界遺産「ハルシュタット」へ向かった。
「ハルシュタット」は、オーストリアの湖水地帯「ザルツカンマーグート」地方にある美しい湖畔の町。風光明媚なザルツカンマーグート地方の中でも、真珠に喩えられる独特の景観美を呈している。
湖が見えてきた。この湖は「フルシュ湖」。
「ヴォルフガング湖」と「ザンクト・ギルゲン」の町。
これらの湖と山を何となく撮っていたけど、調べたら映画『サウンド・オブ・ミュージック』のオープニングシーンにも登場する場所だった。映画では空撮された映像。
「ハルシュタット湖」の湖畔に到着。やはり青空が顔を出すと写真が綺麗に写る。
ハルシュタット湖の対岸に見えるお城。
湖畔に佇む小さな町「ハルシュタット」、この場所も撮影スポットだが、あまりにもお粗末な写真なので美しさが伝わらない。
いい季節そして写真の腕が良ければ、こんな感じ。
「ハルシュタット」は、ハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町。この街は“世界の湖岸で最も美しい街”とも評される。
カレンダーで見て、私の憧れていた場所の一つでもある。
人懐っこく近寄ってきた白鳥たち。
街の観光は自由だったので、とりあえずカトリック教会の方へ向かって歩いて行った。シーズンオフのせいか、観光客は私達のグループのみという感じで、何だか寂しい雰囲気だった記憶がある。
ロッジ風の建物。
「ルーテル教会」↓ 教会の細長い尖塔は、美しいハルシュタットの風景のアクセントになっている。
この教会は、韓国ドラマ『春のワルツ』のロケ地としても知られているとのこと。(知らなかった~!)
こちらの教会は、小高い所にある「カトリック教会」。この教会には墓地があり、また装飾を施した頭蓋骨が納められている「納骨堂」もある。
とっても可愛いお墓で、気味が悪い感じはしなかった。納骨堂に入ったかどうかは記憶にない。
花の季節になれば、これらの建物の窓辺にはいっぱいの花が飾られるのだろう。
この教会より更に進むと、ハルシュタットのフォトスポットがある。そこからは絶景が見られるはず・・。だけど私はそこまで行かなかった。
こんな写真が絵葉書やカレンダーでよく見られる。確かに美しい‼
この後、ハルシュタット湖の遊覧船に乗り、湖上からの景色を楽しんだ。ところが、振り返って街並みの写真を撮らず、湖を取り囲む険しい山並みが気になったようで山の写真ばかり。
深く濃い緑色の湖、雪を戴く黒々とした山々、この時季の静けさと景観は見る者に恐怖さえ感じさせる。この風景が夏になったらどんな風に変わるのだろうかと、そんな想像ばかりしていた。
ハルシュタットの湖岸からも見えたお城「グルブ城(Schloss Grub)」。
ハルシュタットの「ハル」はケルト語で「塩」を意味しており、ハルシュタットは「塩の街」という意味だそうだ。豊富な岩塩の採掘で繁栄した町なのだ。ザルツカンマーグート地方の岩塩採掘は、すでに有史以前から始まっていたことが分かっている。ハルシュタット近郊には、現在でも操業が行われている世界最古の塩坑もあるとか。
ハルシュタットの町を背にする山に、見学できる岩塩坑がある。その山へ上るには、町外れからケーブルカーで上る。その山上駅のそばにあるスカイウォーク(展望橋)↓
この日は、オーストリアの首都「ウィーン」に宿泊。
この後は、⑤で紹介します。
実は、以前の旅でドイツ・ミュンヘンからオーストリア・グラーツまでバス移動中に小さなお城を見た。誰かが添乗員さんに尋ねたが、添乗員さんも知らなくてバスの運転手さんに聞いていた。運転手さんはボソボソと答えてくれた。それを聞き取れたとしても、あまり有名でなさそうなお城の名前など記憶に残るはずもない。でも、私はずっと気になっていた。
というのも、周囲の景色がとっても綺麗で、高い山々と緑の美しい草原が、まるで映画のワンシーンのようだったからだ。
今回、このブログを書くにあたって、YouTubeで『サウンド・オブ・ミュージック』の一場面を見てみた。この映画は大好きで何度も観ている。
その中で一番好きなシーンは、山の草原でマリアが子供達に『ドレミの歌♪』を教えてる場面。好きなシーンというより、あの景色がとっても素敵!
そしたら、何とその景色の中にお城が映っているのに初めて気づいた。
その時、珍しく私の頭の中の思考回路が働き、「もしかして、あの城はあの時の・・・。」と思ったのだ。
それから、Google Mapでバスで通ったであろう幹線道路を調べてみた。オーストリアに入ってからだというのは分かっていたので、大体ザルツブルク郊外を過ぎた辺りから追って行った。そしたら、ヴェルフェンという町にそれらしきお城を発見。そのお城の姿、建っている場所、バスからの方向、すべてがピッタリ!
しかも地図上で、近くに「The Sound of Music Trail Werfen」と記された場所があった。まさしくそのロケ地なのだ。そのロケ地から遠くに映っている城こそ、偶然目にしたお城「ホーエンヴェルフェン城(Hohenwerfen Castle)」↓ だったのだ。
私達のバスは右から左方向へ走っていた。やや日が傾いていたので、もう少し薄暗いイメージだったが。
この画像では分かりづらいが、ハッとするような綺麗な緑の草原が見える場所があった。そのロケ地は、そうした草原の一つだったのだろう。
私の勝手な憶測がピッタリ当たったなんて、本当に嬉しかった!
・・・ちょっと余談でした。