yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

現地で落ち合う旅 韓国・河回村と束草②

高速バスでショートトリップ

 

翌日は友達の希望した東海岸にある束草(ソチョ)へ。この日も高速バスの旅。

 

前夜、深夜までお喋りに夢中になり、翌日二人とも大幅に朝寝坊‼ 予定より大分遅い出だしとなってしまったが、それでも急いで支度をしてバスターミナルへと猛ダッシュ。 若かったんだな~ ⁉

 

この束草へ向かう目的は、韓国ドラマ『秋の童話』のロケ地巡り。その際、友達が旅行雑誌を用意して行ったので、どんなルートのバスに乗ったのか覚えていない。やはり自分で調べないと記憶に残らないものだ。

 

※地図上の「廃校のある所」は、多少のズレがあるかもしれません。

高速バスに乗るとトイレ休憩を兼ねてサービスエリアに停車する。そこで江原道(カンウォンド)の名産品ジャガイモで作られたスナックを食べた記憶がある。美味しかった!

 

さて、バスはいつの間にか高速道から一般道へ降りて突然停車した。そこで殆どの乗客が降りだしたのだ。周囲を見渡すと田畑や松林、遠くに民家は見えるが、そんな場所で何故降りるのか分からない。まさかその場所が終点だったのだろうか??

と、その時、友達が「あったよ! 看板があったよ!」と言い出した。来る途中、どうやらドラマに関連する看板を見つけたようだった。

 

そこで、私達も何の迷いもなくバスを降りてしまった。

 

ところが、・・・ところがだ、そんな場所でも10メートルほど先にタクシーが一台停まっていたのだ。高速バスから降りる客待ちだったんだろう。私達は我先にとタクシーに駆け寄り乗り込んだ。運転手に雑誌を見せて看板の示す場所へ。

 

 

そうして、ここが最初に行った「祥雲分校」という廃校。一見どうってことない場所だが、ファンにとっては堪らない場所なのだ。この廃校を買った人が陶芸家だとのことで、陶磁器体験教室になっていた。中に入るとドラマに関する写真やグッズなどでいっぱいだった。

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こんな水飲み場でもファンには堪らない。

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さて、次に向かったのは束草市にある港(東明港)。そこまで同じタクシーで行ったのは記憶にある。確か時間を決めて、再度この場所に迎えに来てもらったような記憶がある。

この運転手さんはロケ地に詳しくないようで、それでも色々調べて私達の要求に応えてくれた。 お世話になったので、降りる際には丁寧にお礼の言葉を伝えた。

 

 

ドラマに度々登場する束草の港。すぐ目の前の対岸へ渡る渡し舟のようなものは、ケッペと言われるもの。エンジンなど無く人力でワイヤーを引っ張って動かすらしい。

このケッペもドラマに何度か登場している。対岸はアバイ村というところでドラマの中心的撮影地。

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この電話ボックスもドラマに登場してくる。撮影用に置かれたものだろう。

地元のタクシーがここへ案内してくれた。この運転手さんは、皆が行きたがる場所をよく知っている人だった。

私達が日本人と知ると「あー、”ヨン様”」と楽し気に喋り出した。当時は「ヨン様」は韓国でも通じる言葉だった。

だが、このロケ地のドラマにヨン様は出演していないので、「あなた達は日本の韓流ファンだね。」と言いたかったのだろう。

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さて、港の近辺で食事をしたと思うが、残念ながら何を食べたのか覚えていない。

 

 

束草のバスターミナルから高速バスに乗りソウルへ戻った。帰りは違うルートだったと記憶している。

帰路はすっかり日が暮れて、車窓から見える遠くの家々に明かりが灯り綺麗だった。

 

私にとっては初めてのロケ地巡り、また韓国の東海岸へ行ったのも初めてで、その素朴な人々や街の雰囲気を味わう初体験でもあった。

 

翌日、一緒に仁川空港へ。先ず搭乗口へ友達を送ると、なんと偶然にも彼女の仕事仲間に会ったのだ。知り合い達と同じ飛行機で帰国でき、心細くなくて良かったね!

彼女は安東が二度目だったけど付き合ってくれた。どうも有難う‼

(終)