オバサン世代には難解な若者言葉
ある女性向け情報サイトを読んで
最近、ある女性向け情報サイトを読んで、とっても驚いたことがあった。
女性向け情報サイトでは、一般的に女性が関心を持ちそうな「ファッション」「美容」「グルメ」「恋愛や結婚」「趣味」等々の情報が掲載されている。
私が見たサイトも同じような内容だったが、その中で一つ面白い記事が連載されていた。そのサイトを運営する一人のライターのブログだ。私がそこにどのように到達したのか忘れてしまったが、ちょっと読み始めたら、面白くて過去の記事まで全部読んでしまった。
その記事を書いているライターは40歳を超えている女性のようだけど、なんと若者言葉を濫用しているのだ。個人のブログ記事だったらあり得ることかもしれない。でも、ある企業が展開するサイトでは珍しいことだと思うし、私のような年代の人はきっと驚くだろう。
ところが、私は面白く読むことが出来た。それは単に若者言葉だけの羅列ではなく、なかなかどうして表現力があり、不思議と引き込まれていく面白味があったのだ。
そうは言っても、「うん⁉ なんだ??」と首を傾げたくなる言葉が次々と登場してきて頭を悩ませた。
「超・・」「めっちゃ」「マジ」「激・・」「すげえ」「超絶・・」「テンションあがる」「ブチぎれる」「ビビる」など、これらの言葉は私でも分かる。
ところが、やたらと略語が多い。これは日本に限ったことではないけど、どうしてこうも略語にしてしまうのか・・・。
「とりま」=とりあえず、まあ
「デフォ」=デフォルト(default)⇒ 使われる場によって意味が違う。日常会話では
「定番」というような意味で使われる
「胸さわした」=胸騒ぎした
「ディスる」=disrespect ⇒ 相手を否定する、侮辱するなどを表現
「プチプラ」=プチ(小さい)プライス ⇒ 値段が安いことを表す
「味変」=味を変化させる
「スリコ」=3COINS
「無理ゲー」=クリアするのが無理なゲームを指す ⇒ 実生活でも環境的・物理的・
状況的に解決困難、実行困難な場合にも使われる
「イキる」=「粋がる」が語源 ⇒ 偉ぶっている、態度が大きい、調子に乗っている
「ゆめかわいい(ゆめかわ)」=夢みたいに可愛い
「きもかわいい(きもかわ)」=気持ち悪い見た目ではあるが、同時にどことなく可愛
らしさも感じられる意味
「モヤる」=もやもやする ⇒ 不満・反感・怒りなどを含めた負の感情を婉曲的に表現
する言葉
「胸熱」=胸が熱くなる
「なるはや」=なるべく早く
「あざっす」=ありがとうございます
以上、ざっと気になった言葉。これらの中には、流行語や新語として話題になった言葉もあるのだろう。もちろん、私でも聞いたことがある言葉や意味が想像つくものもある。
ところが、次の言葉はお手上げ! 「gkbr」、「BBA」、「GMT」。
これらの意味は、
「gkbr」=ガクブル ⇒ ガクガクブルブル ⇒ 恐怖や衝撃で震える様
「BBA」=ばばあ
「GMT」=地元
その他、気になった言葉を少し挙げてみると、
「・・推し」「〇〇愛」「リアル〇〇」「キッチュ」「マウント(マウンティング)」
「エモい」「フューチャリング」「萌え」「尊い」「意識高い系」など。
それからパソコン用語やネット上でよく使われる言葉も目立つ。
「デフォルト」「アップデート」「アイコン」「DL(ダウンロード)」「ディバイス」
また、「グーグル先生」など。
その他、方言や業界用語までも多用しているので、その都度スマホで調べなければならなかった。辞書には載っていない言葉だらけ。
私は若者言葉として一括りにしているけれど、流行語や新語として立派な大人達も使っている言葉も多い。つい最近、TVの情報番組のアナウンサーが「リアル イベント」という言葉を使っていた。この「リアル+名詞」の使い方は「リアル二刀流」から広まったのだろうか?
※英語の「real」をカタカナにして「リアル+名詞」は間違いではなく、むしろ「リアルな〇〇」の方が変なのかもしれません。
それから、「マウント」とか「マウンティング」もネットニュースで、時々見ることがある。
これからも次々と新しい言葉が生まれ、そして、いずれ使われなくなり死語となる言葉もあるのだろう。
それで、「私達の若い時もその時代の言葉を使っていたんだろうか?」と調べてみた。
すでに死語となった言葉。
「アベック」「マブダチ」「ナウい」「バタンキュー」「おニュー」「アッシー」「バッチグー」等々。
えっ⁉ 死語❓ まだ使っている言葉もあるんですけど・・😂(BBAの独り言)