yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

ふたつの紫陽花寺と天空のカフェ

鎌倉の長谷寺&松戸の本土寺

 

6月中、ふたつの紫陽花寺へ行って来た。最初に訪れたのは、「長谷観音」の名で親しまれている鎌倉の長谷寺。鎌倉は数十年ぶりで、本当に久しぶりだった。

境内や「あじさい路」には、約40種類・2500株のアジサイが植栽されている。

 

境内に入ると、すぐに目に入ってくる放生池。筏で浮いている花菖蒲が見頃。

 

「弁天窟」にも入ってみた。暗くひんやりとした洞窟内には、「弁財天」や「十六童子」の像が壁面に彫られている。「出世弁財天」として信仰を集めているそうだ。

 

 

「和み地蔵」、可愛くて優しそうなお顔。とても人気者で、一緒に写真を撮る人が多かった。

その近くで見られる「ニオイバンマツリ」。時間の経過とともに紫から白に色が変わる珍しい花だそう。

 

地蔵堂付近に咲いていたアジサイ

 

長谷寺のご本尊「十一面観世音菩薩」が安置されている「観音堂」。

「十一面観世音菩薩」は木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)、2021年に造立1300年を迎えた。

ご本尊造立1300年を記念して、昨年3月より全身総開帳されている。特別参拝として「御足参り」の祈願が実施されているので、その特別な機会に、私達も観音様の御足に触れて祈願してきた。

 

あじさい路」へは、整理券が配られ入場制限がされていた。その入口付近に置かれていた鉢植えのアジサイ。本当に色とりどりで綺麗! 初めて見る種類も少なくない。

 

順番が回ってきて、「あじさい路」へ上って行く。私達が行った時は五分咲きという表示がされていたが、充分見応えがあった。

あじさい路」から「経蔵」を見下ろしたところ。

あじさい路」に咲いていたアジサイ

アジサイと鎌倉の街。

さらに高い位置からは、「由比ヶ浜」が一望できる。

下から見上げたところ。

 

 

この後、せっかく鎌倉へ来たので、大仏様にも会いに行くことに。

鎌倉大仏様がいらっしゃるのは「高徳院」というお寺。あまり馴染みのないこの寺の名前を初めて知ったかも😢。しかも、大仏様である「銅造阿弥陀如来坐像」が安置されていた大仏殿は、台風や大津波のため倒壊し室町時代末までには、今のように「露坐の大仏」になったそうだ。恥ずかしながら、その事も初めて知ったような・・。

境内には与謝野晶子の歌碑があった。

 

 

この後、是非行ってみたかったカフェ『樹ガーデン』へ。暑い日だったので、ここまで辿り着くのは大変だった。

さらに大変なのは、山の上にあるカフェまでこのような階段を上って行く。いくつかある踊り場にはベンチが置かれているので、しばし座って息を整える。階段の脇にもアジサイが綺麗に咲いていた。

やっと辿り着いたカフェは、目にも鮮やかな木々の緑と空に囲まれた天空のカフェ。

とっても素敵なカフェ! 頑張って来た甲斐があった。しばらく順番待ちをして席へ。

ここでの食事が遅めの昼ご飯になった。お店のBGMは鶯の鳴き声(本物)。時々リスも姿を現すそうだ。

帰りは、お店の人に道を教えてもらい、鎌倉駅まで歩いて行った。

市役所通りのその道すがら、またまた素敵カフェが・・・。覗いてみたい、寄り道してみたい気になるお店がいっぱい! また是非行きた~い!

 

 

さて、別の日に千葉県松戸市にある「本土寺」にも行った。このお寺も紫陽花寺としてよく知られている。

 

長い参道を歩き仁王門を潜ると、広い境内の中にはアジサイだけでなく、睡蓮の花や花菖蒲も見頃を迎えていた。

 

弁天堂の池には睡蓮が咲いていた。

アナベルもちょうど見頃で綺麗。

菖蒲池には花菖蒲が見頃。

菖蒲池から宝物殿の塔を見上げる。

 

木々で隠れてしまっているが、階段を上ったところに「本堂」がある。

本堂から右手奥へ入って行くと、徳川家康の側室・秋山夫人の墓があった。

 

 

このお寺の参道沿いには、土産物屋さんや食堂がたくさん並んでいる。店内でお茶のサービスをしているお店もあって、座ってゆっくり冷たい麦茶をいただいた。蒸し暑い日には有難いサービスだ。地元の新鮮な野菜が安価で売られていたので、何種類か買って帰った。