yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

海外旅行先で食べた心に残る美味しいもの

心に残る感動の美味しさ

 

旅先で色々な美味しいもに出会い、その美味しさに感動することもあります。私には、そんな美味しい思い出が、しっかりと心に残っています。

今回は海外の食べ物に絞って、書いてみたいと思います。あくまで私の独断と偏見に基づいて選んでいます。高級レストランの高級食材を使った食べ物ではありません。

 

ただ毎度のことですが、ここに挙げようとした食べ物の写真が一枚もありません😭。なので、実際に食べたものに近い写真を、写真素材サイトから探しました。

また、これまでにブログで取り上げた食べ物は、省くことにしました。

 

順位はありません。アジアの国から順に挙げているだけで、美味しかった順番ではありません。

 

 

◆韓国・釜山 「テンジャンチゲ」 サムギョプサルのお店 / 個人旅行

韓国のテンジャンチゲは、日本で言えば味噌汁のようなもの。ソウルの有名なお店で食べても、特別美味しいと思ったことがなかったので、やっぱり味噌スープは日本の方が美味しいと勝手に思っていました。ところが、とびきり美味しいテンジャンチゲに初めて出会ったのです。

たまたま入った釜山のお店で、メインのサムギョプサルの他にテンジャンチゲを注文しました。ところが、ちっとも出てきません。忘れられてしまったのかと諦め、そろそろ箸を置こうとした時、熱々の湯気が立ちのぼるテンジャンチゲが出てきました。そして、その汁をスプーンですくって一口飲むと、その汁の美味しいこと! 既にサムギョプサルでお腹いっぱいになりかけていたけど、どんどん箸が進む(いや、スプーンが進む)、そんな感動でした。

当時は韓国語を習っていたので、帰国後に韓国人の先生に美味しかったチゲの話しました。先生によると、そういったお店で時間を掛けて作られたテンジャンチゲは、店で肉を調理した際に出る骨を使って出汁を取っているので、美味しいんだと話してくれました。また、済州島や韓国南部は豚肉が美味しい所だとも話してくれました。

そうは言っても、骨から出汁を取るのには、かなりの時間を要すると思います。ですので、予め作っておいた出汁に、更に何かを加えて丁寧に作っているのだと思います。

いずれにしても、何も知らずに入ったお店が大当たりでした。

 

 

◆韓国・利川 「石釜で炊いたご飯」 『徳提宮(トチェグン』 / 個人旅行

利川は陶磁器とお米の街として知られています。もちろん好きな陶磁器が目当てで行ったのですが、韓定食を食べに入ったお店がとても良かったのです。韓屋(伝統家屋)の店構えで、『徳提宮(トチェグン』というお店でした。

お米も日本が一番!と思っていた私は、この石釜で炊いたご飯の美味しさに感動しました。米どころの美味しいコメを石釜で炊いたら、美味しいのが当たり前かもしれませんね。

 

 

◆中国・北京 「酸梅湯」 火鍋のお店 / 語学研修で滞在した北京

こんな写真を掲載しましたが、私が飲んだ酸梅湯は、大きなアルミのやかんに入っていて、その飲み物はもっと黒っぽい色だったような気がします。食事をした隣のテーブルに、やかんがド~ンと置いてあり飲み放題でした。お水やお茶代わりといった感じです。

40代の頃、北京の大学で夏休みの語学研修に参加しました。私は一足早く帰国することになっていたので、帰国前日、ルームメイトの女性が火鍋のお店に誘ってくれました。彼女と同じ上級クラスの何名かも一緒でした。みんな中国語がとても上手で、私は圧倒されるばかりでした。

 

そのお店の火鍋は、とても美味しかったです。でも、私は酸梅湯をがぶ飲みしていました。ビールが飲めないのも一つの理由ですが、その飲み物が、8月の暑い時期に冷たくて美味しく、何と言っても火鍋によく合う飲み物でした。実は、何なのか知らずに飲んでいたのです。

帰国後、中国人の先生に聞いて酸梅湯という飲み物だと知りました。写真に写っているのは、酸梅湯を作る時の基本的な材料、上から左回りに、烏梅(真っ黒い梅)・山査子・甘草・洛神花です。これらを煮出して作ります。甘くする場合は、濾した後に氷砂糖を入れるようです。これらは漢方食材なので、夏の飲み物として身体にいいものばかり、その上美味しいのです。烏梅とは成熟した梅を燻製にしたもの。洛神花↓とはローゼルのことです。

ローゼルはハイビスカスの仲間なので、ハイビスカスティー↓はローゼルで作るお茶のことです。沖縄で見るあのハイビスカス🌺とは、ちょっと違うそうです。

洛神花(ローゼル)は暑い土地で育つ植物なので、酸梅湯に入れるのは台湾風だと言う人もいます。そもそも酸梅湯は、満州族清朝時代、乾隆帝の要請で作られた飲み物で、その後一般の人々にも広がったと言われています。

 

 

◆台湾・台北 「焼麻糬 『双連圓仔湯』 / 個人旅行

適当な写真がなかったので、旅行雑誌に載っている写真を撮りました。写真では、きな粉と書いてありますが、きな粉ではありません。ピーナッツ粉です。これが美味しい!

初めて食べたのは、有名な台湾料理のお店でした。その後『双連圓仔湯』 のお店で食べられることを知り、それ以来、時間があると必ず立ち寄ります。このお店では、低温の油でじっくり揚げてから粉をまぶすので、これがまた最高に美味しい。このお店は、その他のスウィーツも美味しいです。

 

 

◆タイ・バンコク 「タイスキとスイカジュース」 

               『コカレストラン』 / ツアー、個人旅行でリピート

このお店は、バンコクでタイスキが美味しいことで超有名です。東京にも支店があって、数回行きました。

※現在、東京の日比谷店は残念ながら閉店しているようです。

 

ツアーでタイへ行った時、タイスキを食べたお店でした。スイカジュースも美味しくてハマり、個人旅行で行った時に数回リピートしました。スイカジュースは、他の暑い国でも何度か飲みましたが、今のところこのお店ほど美味しいのに出会えていません。

 

タイと言えば、世界三大スープの一つとして有名な「トムヤムクン」が知られています。でも、いつ飲んでもその美味しさが分かりませんでした。ところが、あるホテルのレストランで飲んだトムヤムクンは、とっても上品でまろやかなお味、日本人の口にも合う美味しさで感動しました。その時ちょっと風邪気味で調子が悪かったので、その美味しいスープが弱った身体に沁みわたり元気が出たのを覚えています。

でも、、そのホテルが、どこの街のどのホテルだったかどうしても思い出せません😭。

 

 

カンボジアシェムリアップ 「クメール料理」 

                       あるホテルのレストラン / ツアー

このレストランで食べたクメール料理は、全てが口に合い美味しくて感動的でした。

カンボジア料理(クメール料理)は、タイ料理ほど辛くなく、香草を使いますがベトナム料理ほどではなく、マイルドな味付けだそうです。香草(パクチー)が苦手な私によく合う料理だったのかもしれません。

食事の最後のデザートは、カンボジアのスウィーツ「ロッパウ・ソンクチャー」(かぼちゃプリン)。

このかぼちゃプリン、自分で作るのと何故違うんだろうと思ったら、かぼちゃの種類が違うのはもちろんですが、アヒルの卵を使っているようです。お砂糖もパームシュガーを使っているのかもしれません。とにかく、とっても美味しかったです。

 

 

◆トルコ・都市不明 「ラフマジュン」 ツアーで訪れた町のレストラン / ツアー

ラフマジュンとは、トルコの薄焼きピザのようなもの。

これも気に入った食べ物で、レシピを探して自分でも作ってみましたが、トルコで食べた味は出せませんでした。写真には、イタリアンパセリのようなハーブのみじん切りが載っていますが、私が食べたラフマジュンはアサツキのような細ネギのみじん切りでした。美味しかったです。因みに、トルコ料理世界三大料理の一つです。

 

 

ギリシャ・エギナ島 「ピスタチオのアイスクリーム」 

                    アイスクリームスタンド / フリータイム

立ち食いだったので、私が食べたのは、紙カップかコーンだったと思います。

エギナ島はピスタチオの島として知られていて、特産のピスタチオが町の至るところに点在しています。その土地で採れたピスタチオを使っているので、格別な美味しさでした。

 

 

◆イタリア・ポンペイ 「イカフリット」 ポンペイのレストラン / 現地ツアー

 

イタリア語のフリットは、フリッターのこと。私が食べた時は、フリットの上にイタリアンパセリのみじん切りを散らせてあって、見た目も綺麗でした。

現地ツアーでナポリポンペイへ行った時、昼食のレストランで食べました。特に珍しい食べ物ではないですが、「これは普通のフリッターと違う、美味しい~!」と思える美味しさでした。

ポンペイナポリは、ナポリ湾に面していて新鮮な魚介類が美味しい土地、また、オリーブオイル・レモン・イタリアンパセリと全ての食材がその土地のものだから美味しかったのだと思います。私はコリアンダーは苦手ですが、イタリアンパセリは大好きです。

 

 

◆ベルギー・都市不明 「ムール貝のワイン蒸し」 

                    ツアーで訪れた町のレストラン / ツアー

こんな小さなバケツのような容器に盛られて出されるので、びっくりしたのを覚えています。貝類は大好きとは言えないレベルなので、この量が食べられるか心配でした。ところが、食べてみてびっくり! 美味しい! 貝類をこんなに美味しいと思ったのは、人生初の経験でした。空になった貝殻で別の貝の身をすくって食べる、そんな食べ方も新鮮でした。ムール貝は、ヨーロッパの他の国でもよく食べられているようです。

 

 

◆スペイン・ある街のSA 「アルボンディガス」 

                     移動途中立ち寄ったSAのバル / ツアー

アルボンディガスとは、スペイン風肉団子のこと。バルなどで、タパス(小皿料理)としてよく出されるそうです。スペインからポルトガルへの移動中、立ち寄ったSAにバルのようなお店が併設されていました。そこで食べていた添乗員さんが「美味しいから食べてみて」とお裾分けしてくれたのです。私がよほど物欲しそうな目で見ていたのかしら? でも、近くにいた私以外の人もいただいていましたよ(笑)。このバルはテーブル席もあり、食事時ではなかったけれど、お客さんで賑わっていました。

この時食べたアルボンディガスは、全体的にブラウン色でした。とってもよく煮込まれていて、初めてのお味でした。この料理も気に入りレシピを検索して、家で作ってみましたが、やはり同じ味は出せませんでした。

 

 

アメリカ・シアトル 「サーモンチャウダー」 街歩きの途中 / 個人旅行

”エメラルドシティ”と言われるシアトルは、緑が多く静かで落ち着いた街。私が初めて一人で行った海外です。帰りは、現地で落ち合った夫と一緒でしたが・・。ちょっぴりの不安とわくわく感が入り混じった旅でしたので、特に印象深い街です。

その頃、映画『めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle )』を見てまだ記憶に新しい時期でしたから、尚更わくわくでした。ホテルにチェックイン後、部屋に荷物を置き、すぐにこの看板を目指して歩いて行ったのを鮮明に覚えています。

ここは、映画にも登場する「パイク・プレイス・マーケット」の入口にあたる看板です。ここをトム・ハンクスも歩いたのだと思うと感激でした。

ATHENIANという電飾の看板のお店は、映画の中でトム・ハンクスが同僚と入ったお店です。

魚を放り投げるパフォーマンスは、この市場の名物。凄い数の見物客です。

 

シアトル滞在中、あと2回くらいこの場所に足を運びました。ウォーターフロントの方へ出た時に、エリオット湾を眺めながら、テイクアウトしたサーモンチャウダーを食べました。そのお味は、とても美味しかったです。アメリカの食べ物は、あまり期待できないと思っていたので、「なんだ、美味しいものあるじゃん!」という感動でもありました。

シアトルは、歴史的に日本人とも関係が深い街だそうです。シアトルに住む日本人も多いとか。歩いている時、シアトルに到着したばかりだと言う日本人に道をきかれたこともありました。それから、アメリカ人がフレンドリーに話しかけてくることも多かったです。

 

 

団体ツアーでも美味しいお店に連れて行ってくれますが、私の場合、個人で自由に街歩きしている時に食べたものに感動することが多い気がします。偶然に出会えたものであれば尚更です。

コロナが落ち着いたら、そんな美味しいものに出会う旅に出掛けたいと、今から楽しみにしています。