yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

古代蓮を見に行って来ました

今年の夏は異常な暑さに見舞われ、暑さに弱い私は2回ほど熱中症になりかけました💦もっと身体を鍛え、規則正しい生活を心掛けなければいけないと大いに反省!

 

行田市古代蓮の里」と「忍城址」

 

さて、7月に埼玉県行田市の「古代蓮」を見に行って来ました。以前からこの古代蓮のことは知っていましたが、蓮の花が綺麗に咲いているのを見るためには、朝早く出掛けなければなりません。なので、なかなか機会がなかったのですが、今回は友達の誘いで早起きして行って来ました。

そして、行って見てびっくり! こんなにたくさんの蓮の花が咲いているとは思いもしませんでした。

 

園内図↓

南側駐車場から一番近い池に咲く蓮の花。園内図を見ると「世界の蓮園」となっています。

木道を歩くと、人の背丈より高く聳えています。私の目の高さから撮った写真。

パンフレットによれば、この園内には42種類の蓮の花が生育しているとのことです。

 

園内を進んで行くと、「古代蓮池」がいくつか点在していました。

行田の古代蓮は、1400年前~3000年前の蓮であると言われています。昭和46年公共施設建設工事の際、地中深くに眠っていた多くの蓮の種子が偶然出土し、自然発芽して一斉に開花しているのが発見されたのだそうです。

 

行田蓮(古代蓮

 

スイレンが咲く池もありました。

水辺に様々な種類のトンボもよく見かけました。なかでも木立の中で群れをなすハグロトンボは圧巻でした。

奥の方にある「水鳥の池」です。

 

園内にある高さ50mの展望タワーにも上ってみました。

ガラス越しなので分かりづらいですが、蓮池を上から見た様子です。

緑の田んぼの向こうに「さきたま古墳群」の前方後円墳が見えます。この古墳には、数年前にも来たことがあります。「古代蓮の里」とこんなに近いとは・・・。

さきたま古墳群へ行った時の写真を探したら、古代蓮の里の展望タワーが写っていました。因みに、この前方後円墳は、有名な鉄剣が出土した「稲荷山古墳」です。

そして古代蓮の他にも見どころがありました。見事な田んぼアートです。

2023年のテーマは、11月23日に全国公開される『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 』だそうです。全国公開を記念したコラボレーションデザインだとのことです。

 

展示室も覗いてきました。

 

そして、次に向かったのは「忍城址」です。「さきたま古墳群」とこの「忍城址」には、子供たちが小さかった頃、家族で訪れたことがあります。ところが、行田の足袋産業の展示がしてあったことは印象に残っていますが、それ以外のことは遠い昔のことですっかり忘れていました😭。再訪できて良かったです。

 

忍城(おしじょう)は、室町時代に忍川が流れ込む沼地に築城されました。豊臣秀吉の関東平定の際に、石田三成の水攻めにも耐えたことで知られています。また、映画『のぼうの城』のモデルになったことでも有名です。

城は明治時代に入って解体され、現在ある建物は「行田市郷土博物館」になっています。

行田市郷土博物館」↓

この階段を上って入口に近づくと、外国人団体客を前に侍の装束を纏ったスタッフが説明をしている最中でした。外国人団体客といっても西欧人の方達で、とっても珍しいなと感じました・・。

博物館には、古代から近世までの行田や足袋産業に関する展示がされていました。特に古代の古墳文化展示コーナーでは、出土した遺物はなかなか見応えがありました。

 

復元された「忍城御三階櫓」↓。この櫓にも上ってみました。博物館の一部となっていて展示室になっています。

この門へ通じる橋の付近に、綺麗なカワセミがいました。ちょうどこの辺りで、ボランティアスタッフと思われる年配の方に出会い教えてもらいました。また、この城に関してもいろいろ説明してくれました。

門の前に綺麗なお花を浮かべた花手水↓。
その年配のスタッフの方によれば、タモリさんが来たので、このような飾りつけをしたのだと話していました。私は知らなかったのですが、NHK総合テレビブラタモリ』で、行田市が紹介されたばかりだったようです。


櫓の脇を通り抜け別の門へ。この門をくぐり抜けると、現存する一部の土塁が見られます。門を外側から見たところです。

当時を偲ぶことができる「本丸土塁」の一部だそうです。

 

城内は木陰がたくさんありますが、それでもとにかく暑かったです。

ボランティアのおじさんは、ずっと私達について来て親切に説明してくれましたが、あまりの暑さで説明もろくに耳に入らなくなってくるほどでしたので、早々に切り上げました。

 

その後、お楽しみのランチタイム。市内の「カフェ閑居」でランチしました。とっても美味しかったです。古民家カフェで建物内部も素敵な佇まいでした。

 

行田市は埼玉県名発祥の地と言われています。そんな歴史ある城下町には随所に歴史を感じさせる地名や建物が残っています。季節のいい時期に街歩きするのも楽しそうです。また、古民家カフェのような素敵なお店もたくさんありそうです。