yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

シニアおばさん3人台湾旅行②

台湾2日目

 

1月4日(土)

台湾2日目は阿里山へ日帰り。

台北駅で高鉄(台湾新幹線)に乗車し嘉義まで行き、そこから予約済みの現地ツアーに参加する。因みに、阿里山1日ツアー代金は昼食付きで6,500円(安い!)。 

 

 ※所要時間は、実際とは異なります。

 

今回の高鉄(台湾新幹線)のチケット及び現地ツアーは、kkdayで予約。

 

 

高鉄嘉義站↓ 乗車した新幹線車輛、そして霧が見える。

 

その日、台湾南部は深い霧に覆われ車窓から見える景色は徐々に霧が濃くなり、幻想的な雰囲気に変わっていった。そんな中でもビュンビュン速度を上げて、約1時間半ほどで高鉄嘉義駅へ無事到着。

 

高鉄嘉義駅構内↓

 

予定の時間より遅れて阿里山ツアーのバスが到着。バスは大型バスで、予想より参加者が多いのにびっくり。

台湾人ガイドの蕭さんは、中国語・英語・日本語の3か国語で案内する。

 

※このツアーの出発地は台中。バスは台中での参加者をピックアップしてから嘉義へ来るので、遅れて来るのはある程度想定内。でも、日本人としては多少イライラしてしまいます。

 

いつも感心することがある。台湾で現地ツアーに参加すると、一人のガイドさんが参加者に合わせて多言語で案内すること。

今まで参加したツアーで、一番多くの言語を話したガイドさんは、4か国語だった。

台湾人ガイドさんって、凄い‼

 

バスは高鉄嘉義駅を出発して阿里山森林遊楽区まで向かう。嘉義の市街地を抜け山の麓に差し掛かった頃、街路樹にはバウヒニアの花が綺麗に咲いていた。この花は嘉義市の花に指定されている。バウヒニアは、台湾では「洋紫荊」という。

 

バウヒニアの花(これは香港で撮った写真)

 

阿里山」という呼称は、複数の山を含めた総称だそうだ。一つの山の名称ではない。

その阿里山は、御来光、阿里山烏龍茶、阿里山森林鉄道等が有名で、また、桜の名勝地としても有名だそうだ。今回は世界三大登山鉄道の一つ阿里山森林鉄道に乗車するのが目的。ただ、このツアーでは神木駅と阿里山駅の短区間の乗車のみ。

 

この阿里山森林鉄道は、日本統治時代にタイワンヒノキなど豊富な森林資源の輸送のため敷設された。タイワンヒノキは日本の寺社建築などに多く使われ、靖国神社の神門や明治神宮の鳥居にも使われたそうだ。

 

途中に見られる茶畑は、静岡県出身の私には懐かしい風景。

 

檳榔ヤシの林を抜け高度が上がるにつれ、車窓から見える植物も少しずつ変化してゆく。くねくねした山道を上り、阿里山森林遊楽区に到着。

 

 

昼食後、ガイドさんについてタイワンヒノキが自生する森の中を散策。ひんやりとした空気の中、沢山の巨木、珍しい形の木、また御神木を見ながら歩く。

 

受鎮宮(道教寺院)。 こんな標高の高い所にも立派なお寺が・・。

 

象鼻木↓ 左端に伸びている根が象の鼻?

 

三代木↓ 三代に渡って同じ木の株から生長している。

 

阿里山を開発した日本人が、木への供養として建てた供養塔。

 

香林神木は樹齢推定2300年だそうだ。

 

台湾で標高が一番高い所にある小学校(香林国民小学校)横。海抜2195Mの表示。

 

香林国民小学校校門、カラーの花も咲いている。

 

何と2000mを越す地点に寒緋桜(緋寒桜)が咲いていた。

 

いよいよ神木駅へ到着。そこから阿里山駅まで森林鉄道乗車。

車内は窓を背にした向い合せの座席。かつての日本の田舎を走る列車のようで懐かしい雰囲気だった。

 

たっぷり森林浴を堪能して、再びバスに乗り下山。

 


途中、「地久橋」に立ち寄る。この橋は昭和天皇妃(皇后)の誕生日を記念して造られたそうだ。

橋の右手奥にも蔡英文さんのポスター。

この橋のたもとにあるお店の菓子類は、試食してみたら、どれも美味しかった。

 

 

さて、以前から気になっていた食べ物が、今回の昼食時のデザートに出された。

台湾人のガイドさんに聞いてみると、英語でペーラペラと説明。植物らしいことだけは理解できた。日本語では分からないとのことだったので調べてみた。

 

その正体はバジルシードだった。中国語では「山粉圓」という食べ物。そういえば、夜市やお店で目にしたことがある。バジルシードが水分を含むと、種子の周りがゼリー状に膨らみ量が大幅に増える。低カロリー、食物繊維豊富でダイエット食品にもなるそうだ。見た目はカエルの卵そのもの。

※これは私が作った「山粉圓」です。

 

因みに、愛玉子や山粉圓は阿里山の特産品でもあるそうだ。奮起湖駅(阿里山森林鉄道の駅)は、駅弁が有名だが、愛玉や山粉圓を楽しめるスウィーツもあるそうだ。

 

 

高鉄嘉義駅でツアーバスを下車し、このツアーとはお別れ。新幹線に乗って台北に戻った。

 

 

その日の夕食は、お馴染み「鼎泰豊」本店。待ち時間を利用して、永康街で雑貨店などを巡る。ここ永康街でも新しいお店が続々とオープンしていた。「雲彩軒」を覗いてみたが、なかなか良かった。

以前は、チャイナ服に使われる独特の柄の生地で作られた雑貨類が多かった。最近はシンプルでありながら少し台湾風な要素を取り入れた、若者のセンスを活かした物が売られている。

 

他にも見たいお店が沢山あったが、あっという間に順番の時間となり「鼎泰豊」へ向かう。