yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

多彩な宗教・文化遺産を訪ねる旅 インドネシア①

世界三大仏教遺跡

 

世界三大仏教遺跡といえば、カンボジアの「アンコール遺跡」・ミャンマーの「バガン遺跡」・インドネシアの「ボロブドゥール遺跡」が挙げられる。三つの遺跡(遺跡群)は、それぞれ世界遺産に登録されている。

 

 

◇アンコール遺跡

アンコール・ワット

 

聖池に映るアンコール・ワット

 

アンコール遺跡群の中で最も代表的な寺院「アンコール・ワット」。アンコール・ワットは、アンコール朝の12世紀前半にヒンドー寺院として建てられたが、16世紀後半に仏教寺院に改修された。

 

「アンコール・トム」への入口(南門)。

 

「バイヨン寺院」

 

「アンコール・トム(大きな町)」はアンコール・ワットより半世紀後に造られ、城壁で囲まれた王都である。その中心に位置するのがバイヨン寺院(仏教寺院)。

 

 

バガン遺跡

 

バガン遺跡」については、ミャンマー旅行で簡単に触れている。バガンは、最初のビルマ統一王朝でバガン朝の都。点在するパゴダや寺院の大多数は11世紀~13世紀に建てられた。

 

 

◇「ボロブドゥール遺跡」

三大遺跡の中で最も古いのが、インドネシアのジャワ島中部に位置する「ボロブドゥール遺跡」だ。東南アジアで勢力を誇ったシャイレンドラ王朝によって、8~9世紀前後に約50年の歳月をかけて建造された世界最大級の仏教遺跡。

 

2012年12月のインドネシア旅行。 写真上部にマンゴーが写っている。

 

遺跡の見学は、男女とも腰に布を巻いて入る。

 

ボロブドゥール遺跡は、内部空間をもたない階段ピラミッド状の構造をしている。基壇・方形壇5層・円形壇3層から構成されている。それは仏教の三界(下から欲界・色界・無色界)を表しているとされる。

 

方形壇の回廊では見事なレリーフが見られる。

ボロブドゥール遺跡では、専門の日本語ガイドが説明をする。回廊の壁に背を向けている恰幅のいい人がそのガイドさん↑。一緒に行った友達によると、帰国後、日本のテレビに出ていたそうだ。

 

基壇に描かれている悪因悪果を説いた「醜悪な顔」のレリーフ。欲界に住む人間の姿を描いている。

この精巧なレリーフの上、遺跡で唯一残る文字「カウイ文字」↓。古代ジャワの文字で「悪い顔」を意味しているそうだ。メモとして書かれたものだとのこと。

 

海の怪物の形をした雨樋。その上の窪みには仏像が座っている。

 

第1回廊上段「仏伝図」、ブッダの生涯を描くレリーフ。天界にいる釈迦(釈迦の前世)の図から物語は始まる。

 

摩耶夫人(ブッダの母)の霊夢‥白い象が天から舞い降り、摩耶夫人のお腹に入る。白い象の部分が写っていない。(話をしっかり聞いてなかったみたい・・。)

 

夢について語る摩耶夫人(右)と王(左)。

 

シッダールタ王子(ブッダ)の誕生場面。ルンビニの無憂樹の木の下でブッダが生まれて間もなく歩き始め、7本の蓮華の上を歩く姿が描かれている。

 

レリーフに関しては、何故かここで終わっている。ブッダの誕生までしか説明がなかったのか? 私が聞いてなかったのか?

 

3段の円形壇上には、釣鐘状のストーパが林立。内部には1体ずつの仏像が納められている。

 

最上段には一つの大きなストーパが聳えている。

ユーモアたっぷりのこのガイドさん、男性陣に人気で常に質問攻めにあっていた。

 

この遺跡は久しく忘れ去られ密林の中に埋もれていた。それは火山の降灰によると言われているが、埋められたという説もある。1814年、イギリス人トーマス・ラッフルズ(当時ジャワ副総督)とオランダ人技師コルネリウスによって森の中で再発見され、この遺跡は1000年以上もの長い眠りから覚めたのだ。

この仏教遺跡はインドから北方へ伝わった大乗仏教の教えを説いていることや、また、この巨大建築物が何であったのか未だに解明されていないなど、ミステリアスな部分が多い遺跡である。

ラッフルズは、シンガポールを創設した人物として有名です。

 

 

さて、インドネシア旅行では「ボロブドゥール遺跡」に是非行きたかったので、ジャワ島を含むツアーを選んだ。日本からはジャカルタ経由でジョグジャカルタまで。

ジャワ島観光初日の朝、元気いっぱいでホテルや周辺を探索。

 

 

ボロブドゥール遺跡の次に向かった「ムンドッ寺院」。修復中の足場に竹を使っている。

 

この寺院にも見事なレリーフが描かれている。

 

内部の石仏三尊は仏教彫刻の最高傑作の一つと数えられるそうだ。確かに綺麗な顔立ちで気品も感じられる。 ※帽子を被った人の頭が写り込んでしまいました😭。

 

寺院敷地内。見事な樹木の根、それで遊ぶツアー参加者。

 

ボロブドゥール遺跡とこのムンドッ寺院の間に「パオン寺院」がある。この三カ所は一直線の参道で結ばれていたことが確認されている。(距離にして3㎞くらいの参道)

 

インドネシアの伝統的な染色工芸「バティック」を見学。

 

「ジャワ更紗」として日本でもよく知られ、王宮文化に因んだ伝統的な柄が特徴。

 

夕食のレストラン。ガムランの演奏と舞踊を見ながらの食事。

 

その後、伝統舞踊を見に行ったようだ。

 

 

翌朝の散歩。ジョグジャカルタの朝の通勤風景。

 

どこもバイクだらけ。そして、朝市だろうか?

 

南国らしい!

 

これから公園にでも行って鳥の鳴き声自慢? それとも売り物? 中国や東南アジアでよく見られる光景。

 

一般のお宅にも鳥かごが沢山。

 

学校のような建物だけど・・?

 

ここは幼稚園のようだ。園庭では鼓笛隊の練習みたい。

 

朝散歩は楽しい‼

 

 

追記:カンボジア旅行は、2012年1月に行きました。ところが、写真が残っていません。写真の保存を夫に頼り切っていたことと、PCの買い替え時期とが重なったことが原因かと・・、この時期のいくつかの旅行写真が残っていません。😭

写真は写真素材提供サイトからダウンロードしました。

 

カンボジア旅行では、アンコール・ワットなど素晴らしい遺跡の数々も思い出深いですが、クメール料理が私の口に合い、シェムリアップのホテルで食べたクメール料理がとっても美味しかった記憶があります。

 

 

この後は②で紹介します。