yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

南北に細長いベトナム縦断の旅①

首都ハノイ

 

2011年2月、ベトナム縦断の旅。

ベトナムの首都ハノイに到着し、空港から向かった先はハノイ近郊の「バチャン」という陶磁器で有名な村。 

 

バチャンへ向かう途中、田植えをしている光景が見られた。ベトナムでは、北部は二期作、南部では三期作が行われているそうだ。

外国企業をよく見かけた。

一日の仕事が終わり、家路を急ぐ人々。

 

紅河(ホン河)を渡る。

 

「バチャン村」に入ってきた。村と言ってもちょっとした町。

 

一軒の店に入って見学と買い物。売り物の商品は上の階にあった。

購入したバチャン焼の一輪挿し。

 

この後、一日目のホテルへ。ハロン湾の近くにあるホテルへ到着したのは、夜9時を回っていた。それからホテルのレストランで遅い夕食。夕食に出たフォーがとても美味しく、日本からの長い道中の疲れが一気に癒された。

 

 

翌日は「ハロン湾」の観光から始まる。

クルーズ船乗り場に着くと、たくさんのクルーズ船が待機していた。

 

クルーズ船に乗り、「ハロン湾」のクルーズへ。

物売りのおばさんが船で近づき、クルーズ船の窓を開け商売を始めた。逞しい‼

みかん、ランブータン、バナナの売り込み。

 

ハロン湾」はベトナム屈指の景勝地。湾内には大小3000もの奇岩・島々が点在する。

漢字表記では「下龍湾(ハロン湾)」と表す。それは次のような伝説に由来しているそうだ。外敵に苦しめられていたこの地に龍の親子が降り立ち、外敵を破り口から宝石を吹き出した。それが奇岩となって外敵の侵攻から守ったという言い伝え。

このような伝説で彩られた幻想的で水墨画のような景観は、”海の桂林”とも称される。1994年ユネスコ世界自然遺産に登録された。

 

翡翠色の海面に突き出る奇岩が見えてきた。

 

クルーズの途中、最初に鍾乳洞「ティエンクン洞窟」へ立ち寄る。

 

洞窟内は、鍾乳石が鮮やかな色でライトアップされている。

見学者でごった返している。

おっぱい岩↓と言われているらしい。触るといいことがあるとのこと。

 

鍾乳洞を出てからの風景。

 

クルーズ船に戻る。

 

再び乗船し、次は「養魚場」を目指す。

養魚場に到着すると、ここでも果物や飲み物を売る女性が・・。

「水上集落」が見える。

 

ハロン湾の「水上集落」は、ベトナム政府から陸地への移動を命じられているとテレビで知ったが、現在も残っているのだろうか??

 

養魚場を後にしてクルーズ途中、またまた物売りが・・、子供と一緒に顔を覗かせる。

この親子から買ったのか、また誰が買ったのか忘れたが、同じテーブルの人達と釈迦頭(バンレイシ)を分け合って食べた。

 

このクルーズ船は私達のツアーで貸し切りだったが、船内の土産物販売に群がる人が多くとても賑やかだった。綺麗な刺繍を施した手作り品が多く、女性達が観光そっちのけで買っていた。観光案内をする船内アナウンスは殆ど聞き取れなく、気づいたら有名な奇岩の写真を撮り損なっていた。

 

少なくとも「闘鶏岩」↓は、アナウンスがあったはずだと思う。

(写真:Pixabayより)

 

 

ハロン湾クルーズを終えた後は、ハノイの中心部へ戻り市内観光。

 

最初の観光スポットは「文廟」。文廟は孔子を祀る霊廟として1070年に創建され、1076年にはベトナム最古の大学も併設された。科挙の試験もここで行われていたそうだ。

「文廟門」↓

飾り付けがされているのは、ベトナム旧正月(テト)の飾りつけが残っていたようだ。正面の赤い横断幕には、ベトナム語で「明けましておめでとうございます!」と書かれている。

 

「大中門」↓

 

「奎文閣」↓ 10万ドン札にも描かれているベトナムを代表する建築物のひとつ。

 

亀の上に載っている石碑。中国でもこのような形の石碑をよく目にする。因みに、この石碑には科挙試験合格者の名前が刻まれているとのこと。よく見えないが・・。

※亀だと思っていましたが、これは龍の子供(贔屓・ひき)なんだそうです。

 

「大聖殿」↓

 

「大聖殿」に祀られている孔子像。

 

 

次に訪れたのは「ホーチミン廟」。

 

ホーチミン廟」は、ホー・チミン(胡志明)の遺体を安置する霊廟。総大理石造りで2年の歳月を掛け、1975年9月2日に完成した。9月2日はベトナム建国記念日でもある。

 

廟の前の「バーディン広場」、1945年9月2日にホー・チミンがベトナム民主共和国の独立宣言を読み上げた場所として有名。

とっても靄っているのは大気汚染なんだろうか?

 

廟は蓮の花を象って造られているそうだ。

 

廟の中の見学は午前中のみ。毎回長い列を作り厳しいチェックもあり大変らしい。

 

入口に白い制服を来た兵士が警備をしている。

 

「ホー・チミン(胡志明)」は言わずと知れたベトナムの革命家であり、ベトナム民主共和国の初代主席だ。ベトナムの民族解放と独立のために生涯をかけ、今もベトナム国民の父として敬愛されている。

 

 

ホーチミン廟から近い場所に「一柱寺」がある。

 

「一柱寺」は、1049年に李王朝の太宗が創建した延祐寺の楼閣で、一本の柱で支えられている。このユニークな形からこの名前で呼び親しまれている。

子宝に恵まれなかった太宗が、蓮の上で子供を抱いた観音菩薩の夢を見てからほどなくして待望の子供を授かった。そのことに感謝し、この一柱寺を建てたとされる。

蓮池の中に蓮の花を見立てて建てられ、この優雅な寺の姿はハノイのシンボルの一つに挙げられる。

 

お堂は小さいが、お参りをすると子宝に恵まれると言われている。

 

翌日は国内線で中部の「フエ」に移動。続きは②で紹介します。