yuanzi の徒然日記

G.G.世代旅好きオバサンが綴るブログです

韓国旅行 WOWPASSカードを使ってみて

 

今回の韓国旅行は、久しぶりの海外旅行で慣れないことが多く、戸惑うことが多々ありました。

中でも3つの機能付きWOWPASSカードです。振り返ってみると「このカードを上手に使いこなせなかったな~。」と思います。

ここでは、私がこのカードを使ってみた感想を書いてみたいと思います。

 

(1)プリペイドカードとして使用

韓国はキャッシュレス化が進み、その普及率は世界のトップクラスだと言われています。でも、実際行ってみると、まだまだ現金が使えるところが多かったように思います。

今回は友達と二人旅だったので、食事代やタクシー代などを一人がまとめて払い、後で精算する際に現金の方が精算しやすいです。そのため現金を使うことが多くなりました。個人で支払いをする場合、このWOWPASSカードは確かに便利でした。

 

(2)Tmoneyカードとして使用

プリペイドカードとして使用する分には何の問題もなかったのですが、Tmoneyカードとして使った時に、この旅行記でも書いたように度々エラーが出ました。

地下鉄に乗る時、初っ端からエラーが・・😭。でも今回の旅は、こうした時に毎回韓国の人に助けていただいて、本当に有難かったです。私の代わりに何度もカードをタッチしてくれたり、それでもダメだった時は一番端の開放されている改札機に誘導してくれました。(その改札機は職員用なのか、それとも車椅子や身体の不自由な人用なのか、私には謎の改札機です)そこで、確かHELPボタンを押したような記憶があります。押しても何の反応もありませんでしたが、周囲で見ていた人たちが、通ってもいいよというジェスチャーをしてくれました。「え⁉ これで通っていいの?」と半信半疑な気持ちのまま中に入りました。

 

こんなことが何度かあり、また上手く一回のタッチで通れることもありました。全く訳が分かりません。きっとカード自体に問題があったのだと思います。

帰国後ネットで調べてみると、Tmoneyカードにはこうしたエラーが出ることが多いようです。日本のカードほど精度が良くないのかもしれません。過去の韓国旅行でも毎回Tmoneyカードを使っていましたが、こんな事は初めてです。

また、地下鉄を使う際に外国人が困ることは、改札口に駅員がいないことが殆どです。HELPボタンの存在は知っていました。ボタンを押すと駅員と話すことが出来るとのことです。でも、私が通った開放されている改札機では、一度も反応がありませんでした。改札にはエマージェンシードアがあるそうですが、気が付きませんでした。

毎回地下鉄の改札口を通る時、上手く通過できるだろうかという不安でストレスになりました。それと、一番不安だったのが「もしかしたら、私は無賃乗車をしてる?」という心配でした。でも、それはアプリで解決できました。アプリでスキャンすると、Tmoneyカードの残高確認ができて、私が乗車した分の代金はちゃんと引かれていました。

 

(3)プリペイドカードとTmoneyカードとの混乱

今回、地方都市の全州市へ行きました。その全州の街で、コンビニでの支払いにWOWPASSカードをレジで出した時に、残高不足だと言われました。そんな不足するほど使ってないのに変だと思いながら、取り敢えず現金で支払いました。

友達も同様に言われ、その時チャージができると言うので、ソウルに戻ってから困ると思い、私は50,000ウォンもチャージしてしまいました。この時もWOWPASSカードは専用の両替機しかチャージ出来ないと思っていたので、変だなと思いながらも、時間がないのでそのままお店を出ました。

 

ソウルのコンビニでは起こりえないと思いますが、この全州のコンビニの店員さんはTmoneyで決済していたのです。Tmoneyは最初に5,000ウォンをチャージしただけなので、不足していたのだと思います。私は、地下鉄やバスに乗る以外はWOWPASSカードで支払うという固定観念があったため、この時全く疑うことをしませんでした。今思えば、このコンビニではWOWPASSカードが使えなかったのでしょう。

 

さて、最終日になって、Tmoneyに50,000ウォンほど残った金額を払い戻ししようと空港にあったコンビニでお願いすると、「20,000ウォン以下だったら払い戻しできるけど、あなたのカードにはそれ以上の残高があるので出来ません。」と言われてしまいました。そんなこと知らなかったよ~! そのことが書かれた紙もレジのカウンターに貼ってありました。

 

こうなったら買い物するしかない。もう少しお土産を買うつもりだったので、免税店で買い物をする際に「Tmoneyで支払います。」とはっきり伝えました。ところが、またまた残高不足だと言う。日本語ができる店員さんに、カードをスマホのアプリでスキャンして確かに残高が残っていることを見せました。店員さんは、スキャンして残高が出ることに驚いているようでした。「大丈夫です。もう一度やってみますね。」と、店員さんは何度かやっていましたが、その時もカードは読み取り機に縦に差し込まれたままでした。これって、プリペイドカードとして読み込んでいるということじゃない??

仕方ないので、ここでも現金で支払いました。実のところ、免税店でTmoneyが使えるのか分かりませんが、日本語が上手な店員さんなので、当然理解してくれたと思ったのですが・・。

 

結論をいうと、WOWPASSカードは、昨年7月から外国人観光客を対象に導入されたばかりのサービスなので、店舗や店員さんによっては、充分に知らされていないのではないかと思います。

使用する側もしっかり理解していないと、支払い時にプリペイドかTmoneyか間違えられてしまうことがあると思います。

そんな訳で、私のWOWPASSカードのTmoneyには、50,000ウォンほど残ったままです。これは、また行くしかないかな😊